年11月13日星期五
感染拡大のさなかは外食や芝居、習いごとを控えるべし。物品の贈答は断り、古着は一夜水に浸して洗うこと……。江戸後期の甲州に「3密回避」や「外出自粛」「隔離」を説く医者がいた
瘟疫扩散期间尽量不要在外吃饭,看戏,学习。拒绝人情往来,旧衣物要浸泡一夜···江户后期,甲州就有医生主张“避开密闭空间,密集人群,密切接触”“减少外出”以隔离病*。
▼漢方医の橋本伯寿(はくじゅ)。長崎で蘭学者に師事し、中国や日本で病疫がどう広まったか内外の医書や史書を読みあさる。天然痘、麻疹(はしか)の本質は人から人への「伝染」だと見抜き、体内の「生気」がそれら体外の「*気」と闘うと指摘した。再びの感染はなく、すでにかかった人を看護要員にせよとも訴えた
他就是中医桥本伯寿。在长崎师从兰学学家,他饱读国内外的医书史书以了解中国及日本的瘟疫是如何传播。了解了天花,麻疹的本质就是人传人的传染病,并指出人体内的“朝气”会和体外的“*气”抗争。不会再次感染,并呼吁已经感染并痊愈的人照顾感染者。
▼甲府市の医師、吉岡正和さん(71)は、埋もれていた伯寿の主著『断*論』を掘り起こし、昨春その評伝を出版した。「ウイルスもワクチンも知らない時代に、抵抗力や免疫に通じる理論を独力で深めたのは驚きです」
甲府市的一名医生吉冈正和(71岁)翻出了伯寿埋没已久的主要作品《断*论》,去年春季出版了评论。“在那个年代人们尚未认识病*及疫苗,但他凭借一己之力深度挖掘病*抵抗力及免疫学,让人震惊。”
▼卓見ではあったが、生存中に偉人扱いされた節はない。天然痘の猛威を免れた離島や秘境の名を挙げ、代官所に「隔離避難所」を設けるよう請願したものの、日の目を見ずに終わる。伯寿は1822年に没した
这真是卓越的见识,然而伯寿生前并没有得到伟人的待遇。天花流行时,一些孤岛和人迹罕至的秘境免遭瘟疫肆虐,他以此为例请求官府设立病*隔离所,然而未来得及看到面世就于年去世了。
▼むろん、いまの医療の常識に照らせば、伯寿の理論には誤りがいくつもある。たとえば種痘では天然痘を防げないと力説した。それでも、感染予防策に関しては、その知恵は現下のコロナ禍でも十分に通用する
当然,以现在的医疗常识来看,伯寿的理论还有一些错误。比如他极力主张接种牛痘并不能预防天花。即便如此,他提出的防疫对策仍然适合当前的新冠疫情。
▼冬を前にコロナ感染者数のグラフは日ごとに上へ伸び、第3波の到来はだれの目にも明らかだろう。「避ければ免れ、避けざれば冒(おか)される」。早すぎた疫学者の渾身(こんしん)の教えをいま一度かみしめる。
入冬前,新冠感染人数日渐攀升,谁都能看出第三波疫情即将来临。“隔离则免灾,不隔离则遭殃”,让我们再次领会这位超前的流行病学家用尽浑身解数提出的忠告
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